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インドと日本の時差は、3時間半で、日本がインドより早い。
気候については、広大な国であるから一口には言えない。「インドはとにかく暑い」と思っている人もいるだろうが、北インドは12月~2月にかけては、毎年凍死者が出るほど冷え込む。だから、暑い時期を避け、この冬を挟んだ10月~3月が観光シーズンとして最適である。
4月~5月末までは地獄のような酷暑である。「暑い」というよりかは、「熱い」。友人との会話でも、「今日涼しいね!」「そうだね。ほんとうだわ。39℃だって」なんて恐ろしい発言が繰り返される。ちなみに今年は最高46℃をマークした。よって、この時期、40℃以下の日が、「涼しい日」と感じられるのも不思議ではない。日本の夏休みシーズンは、雨季にあたり、気温こそ30℃代に下がるが湿度が非常に高く、不快指数は200%といったところ。 雨は毎日のように降るが、スコールのように1時間ほどで止むので、あまり雨対策は必要ない。
もし夏休みにインドに来るならば、南インドをお薦めしたい。南ももちろん気温は高く、暑い。しかし、海は綺麗で、南国リゾートを満喫できる。観光地を巡るよりかは、海で泳いで、エステでもして、というリゾート派には最高の楽園であろう。
もし夏休みにインドに来るならば、南インドをお薦めしたい。南ももちろん気温は高く、暑い。しかし、海は綺麗で、南国リゾートを満喫できる。観光地を巡るよりかは、海で泳いで、エステでもして、というリゾート派には最高の楽園であろう。
旅の服装としては、暑い時期には化学繊維の入らないコットンまたは麻100%の服がお薦め。T‐シャツやパンツも現地調達できるし、インドの民俗衣装をオーダーメイドするのも楽しい。とにかく心はかるく、荷物も軽く、軽装で旅立とう!
まず先に念を押しておきたい事は、「インドでは何でも手に入る。」ということである。
基本的に旅に必要なものは、インドの都市では購入可能だ。だから、心配して日本から大きな荷物で来るよりかは、現地で調達しよう、というくらいの気構えで、軽い荷物で来る方が、旅は楽しくなるだろう。
日本人の中には、日本からミネラルウォーターを何本も持ってきて、歯磨きまでその水で済ませたという奇特な人もいるが。
忘れずに持ってくる必要のあるものは、先ずはお金。一般的なのは、ドル建てのトラベラーズ・チェックが便利。日本円は、レートの変動が激しいのでドルの方が安心。またクレジットカード゙も、都市部ではレストラン・デパート等、多くの店で利用出来るので、1枚は持っておこう。
電気製品を使用する場合は、インドの電圧は220~240V、50Hzのため、変圧器を通さねばならない。変圧器もプラグもインドで購入可能。またパソコンは、一応そのまま使えるが(実際にそのまま使う人もいる)、インドの電圧は安定していないため、スタビライザーという電圧安定器を使用したほうが安心できる。
また、コンタクトやめがねもインドで作れる。ブランド物フレームもあり、何と言ってもレンズが安いので、作りたいと思う人には是非お薦めする。
Rs.10で封書がRs.15。約1週間ほどで届く。船便または航空便で小包も送れるが、やはり貴重品はいれない方が良い。
日本人に尋ねられて一番返答に困るのは、「インド人って毎日カレーを食べているのですか?」と言う質問だ。「はい。」とも言えるし、「いいえ。」とも言える。最近ではインド料理店は日本各地にあり、本場の味が食べられるようになったが、インドに来ると微妙に趣が異なる。まず、日本で食べるスープ状のカレーは意外と少ない。それに加え、インドはベジタリアン(菜食主義者)が多く、お肉を使わない野菜料理が多い事に気付かされる。何でもマサラ(スパイス)で味付けをするので、全てがカレー味と言えば、そうとも言える。そこが返答に困る理由なのだ。
北インドの代表料理を、おなじみのナンと辛いカレーとするならば、南インドの代表料理には、ドーサを挙げようか。ジャガイモをカレー味で蒸し煮にし、外側をクリスピーなクレープで包んであるマサラ・ドーサは、インド各地で人気のあるスナックである。南では、お米もよく食べられる。
どうもインド料理は苦手だという人も、大丈夫。都市部では、フレンチ、イタリアン、スパニッシュ、メキシカン、中華に加え、日本料理、また珍しいもので、チベット料理も味わえる。多くは、高級ホテルの中にはいっているが、最近では郊外型のオシャレなレストランも出来つつある。
ファーストフードが恋しくなったら、マクドナルド、ピザ・ハット、ドミノピザなどおなじみの店もたくさんある。インドのマクドナルドは「ビーフは一切使用していません」が売りで、日本のビーフ100%とはえらい違いである。どのファーストフード店にも、ヴェジタリアンメニューが用意され、マックのヴェジ・バーガーは、コロッケが挟んであって、新鮮な味。
また、最近ではカフェが流行し、インド各地でかなりの店舗数を誇るバリスタは、オシャレな若者で賑わう。また、TGIフライデーなど、若者向けバーも都市部にはたくさんある。
インドのホテルは、超デラックスホテルから安宿のドミトリーまで、旅行の形態に応じて多種多様の選択が出来る。
高級ホテルは、他国と比べても割高だが、それだけの付加価値がある。歴史のあるコロニアル調ホテルや宮殿ホテルには、1度は泊まってみたいものだ。その他、最新の設備を備えた、ハイヤット、メリディアン、インターコンチネンタルなど外資系ホテルも多い。また、デリーには日系のニッコウホテル(日航)もある。
観光地には、必ずといっていいほど外国人バックパッカーが集まる安宿街がある。ただし、外国人目当ての犯罪も多いので、女性旅行者にはお薦めできない。
治安は悪くない。しかし、旅行者はあくまでも、外国人で目立つ存在である事を忘れずに。トラブルを防ぐためにも、貴重品はきちんと管理し、人の話しをあまり鵜呑みにしないこと。しかし、実際のところ、人やハプニングを疑ってかかると、旅はつまらなくなるし、かといって何でも信じるのも危険過ぎる。旅に自信のない人は、ある程度のプランを事前に立てておいたほうが無難である。
あと、空港でのトラブルが多発している。デリー空港では、プリペイドタクシーにのった日本人旅行者が、タクシーの運転手に脅され、なかば監禁状態でホテルに連れていかれ、多量のお金を巻き上げられたという事件が何件もおきた。インドの悪人にとって、空港についた旅行者は、カモがネギを背負って来るようなものなのである。
バックパッカーの貧乏旅行でも、最低、空港からの送迎と初日のホテルだけは事前に手配しておくべきである。
インドの公用語はヒンディー語と英語である。ヒンディー語は北インドでは問題ないが、南インドではあまり通じない。となると、頼るのは英語にある。インド英語はかなり訛りがひどく、イギリス人でさえも、首をかしげることがしばしば。よって、こちらもジングリッシュ(日本英語)で対抗しよう。また片言の挨拶くらい、ヒンディー語で言えると、旅も面白く変化するだろう。
言葉に自信の無い人は、やはり日本語ガイドを事前に頼んだほうが無難である。現地に着いてからやたら調子よく「日本語できまーす、ガイドしまーす。」などと寄ってくる人がいるかもしれないが、怪しい事務所に連れていかれ、逃げられない状況でぼられるというのがオチなので、注意しよう。
言葉がわからないのは大層不安で、特に日本とはかけ離れた環境に来てしまった旅人としては、ついつい弱気になりがち。それならば日本から事前にガイドの予約でもしておいた方が気楽に旅が出来る。旅は基本的に楽しむため。旅行会社で予約しておけば、空港まで迎えやホテルのチェックイン手続きはもちろんのこと、名所の案内や説明も日本語で、街で珍しい光景に出会った時も「あれは何しているの?」なんて気軽に聞ける。文化風習はガイドブック見ているだけではわからない。
インドの代表的なお祭りは、太陰暦で計算されている。そのため、毎年日付がずれるので、ここでは大まかな時期を記載する。
●1月 収穫祭 (2001年:1月14日)
南インドで2日間にわたって祝われる。タミル・ナードゥ州、アーンドラ・プラデーシュ州ではポンガル、カルナータカではサンクラーンティと呼ばれる。人々は派手にいろいろな飾りをつけ、行列を組んで練り歩いたり、室内に多数の人形を飾ったりして、収穫に感謝し、ポンガルという、甘く味付けしたご飯をたべる。
●1月26日 共和国記念日
1950年の共和国憲法発布を祝う日。各州都で行事があるが、中でも首都ニューデリーの大パレードは壮観。軍隊や象、らくだ、全国各地の民族衣装を着た人の大行進が見られる。大統領官邸からインド門までが特等席だが、整理券がないと場所が取れない。
●1~3月 ヴァサンタ・パンチャミー (2001年1月29日)
ヴァサンタは春を意味し、春の訪れを北インド中心に祝う。サラスワティー・プージャー(学問と芸術の女神サラスワティーへの礼拝)としても行われ、ベンガル、ビバール地方では女神の神像を担いで行進する。
●2~3月 シヴァラートリ (2001年2月21日)
全インドでヒンドゥー教徒がシヴァ神を祭る。シヴァ神はヴィシュヌ神と並んで最も人気のある最高神の一つで、信者は夜中賛歌を歌いつづけ、シヴァ寺院ではプージャが行われる。ヴァラナシやカジューラホに居合せると面白い。
●2~3月 ホーリー (2001年3月9日)
春の訪れを祝って熱狂的行われるお祭り。インド中がエキサイトする。人々は色粉や水を相手かまわず街頭で掛け合って楽しむ。この
時期には服をカラフルに染めたままの人をよく見かける。外出する時はそれなりの格好で。しかし、普段のストレスのはけ口に羽目を外して大騒ぎする人が多いので、外国人観光客はあまり出歩かない方が良いだろう。
●4月 プーラム
ケーララ州トリチュールのヒンドゥー教の大きな祭。ハイライトは夕方、大傘蓋と灯で飾られた数十頭の象が、シヴァ神像を中心に繰り広げる行列。夜中には花火が打ち上げられ、明け方まで騒ぎは続く。
●3月 ガンガー
シヴァ神の奥さん、パルバティを讃る祭り。美しく着飾った女性達が寺院で身を清める儀式が行われる。ホーリーの2週間後に行われ、この日は身を清めるための水がめを頭にのせて、寺院へ向かう女性達の優雅な姿が見られる。
●8月 ジャンマシュタミー (2001年8月12日)
インドでももっとも人気のある神様の一人、クリシュナ神(ヴィシュヌ神の化身)の誕生を祝う祭り。マトゥラー(クリシュナ神の生地)をはじめ、北インドの各地で、ベビークリシュナの像を飾って、賑やかな行事がある。
●8月 テージ
ジャィプールで行われている嵐を迎える祭り。女性の祭りでもあり、この日女性は緑色の衣装に身を包み、ラクダや象が街を行進する。
●8月15日 独立記念日
日本にとっては終戦記念日にあたるこの日は、インドでは1947年の独立を祝う日。空一面をカラフルな凧がおおう。
●9~10月 ダシェーラー (2001年10月26日)
インドの祭りの中でも最も人気があり、国中が10日間ほど、浮かれっぱなしになる。日取りと行事は地方によって差があるが、派手な行列や野外劇が行われるところは共通している。北インドでは、野外ステージでラーマ王子の物語(ラーマーヤナ)が演じられ、最後の日にはラーマ王子と戦った3体の大きな悪魔の人形(高さ10M位ある)に火がつけられる。人形の中に花火や爆竹が仕込んであるので、派手な花火とともに燃え上がる光景はまさにクライマックス。しかし、近くで見るのは危険。
●10月2日 ガーンディー・ジャヤンティー
「国父」と呼ばれるマハトマ・ガンディー・ジーの生誕を祝う日。ヒンディー教ではお墓を作らないので、デリーのヤムナー河畔のラージ・ガート(ガンジー・ジーを火葬した場所)に行ってみよう。
●10~11月 ディワリ (2001年11月14日)
これもインド3大祭りの一つで、ダシェーラーの約3週間後。富と幸運の女神ラクシュミーの祭り。ヒンディー暦のお正月にあたるので、事前にみんな家のペンキを塗り替えたり、大掃除をしたりしてディワリを迎える。
祭りの期間中は繁栄を願う商人や、幸運を祈る庶民が、家々の戸口に灯火をともし、女神を招く。街中がイルミネーションで飾られ、光の祭りとも呼ばれる。北インドでは花火が飛び交い、爆竹が鳴らされ、とにかく大騒ぎになる。この祭りが終わると、北インドは急に寒くなる。