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アラビア海に面したグジャラートとマハーラーシュトラの2つの州からなる、モンスーン気候の
影響を強く受ける地域。ヒンドゥー教をはじめ、イスラーム、ジャイナ、拝火、キリストなど
様々な宗教が混在している。インド独立の父、マハートマー・ガンジーを生んだ地でもある。
またボンベイは、インドのハリウッド「ボリウッド」とも呼ばれ、
豪華絢爛大爆笑のインド映画の中心地となっている。
ムンバイ
1200万人の人口を抱え、貿易高もインド全体の50%を超える最大都市。コンピュータなどの先端技術も生み出す、インドの先駆者だ。西インドへの玄関口であり、最も国際色豊かな町でもある。植民地時代の雰囲気を残す建物と高層ビル群の建ち並ぶ市街地をぬけると、そこにはアラビア海がドカーンと広がり、「女王のネックレス」と讃えられる海岸道路マリーン・ドライブが、美しい曲線を描いている。ビーチの売店でアイスクリームやスナックをゲットして、ぶらぶら散策してみよう。その気になったら、アラビア海にとびこんでしまおう。Tシャツのまま泳いでも、歩いているうちに気持ちよくカラッと乾いてしまうはず。活気あふれる庶民の寺院ムンバーデヴィや、静けさのあるマーラバール・ヒルのジャイナ教寺院、ムスリムやチベット仏教の細密画の宝庫でもある、プリンス・オブ・ウェールズ博物館、ガンジーの住居跡マン・バヴァンなど、見どころはいっぱい。ボートに乗って、ムンバイー湾に浮かぶ小島、エレファンタ島にも足をのばしてみよう。
ウダイプル
16世紀、メワールの王ウダイ・シンが貴重な水を確保するために造らせた人造湖、ピチョーラ湖。その湖をかこむように造られた、水と緑の美しい町だ。ピチョーラ湖畔のシティ・パレスは、かつてのマハーラー(武士)の本殿だ。早朝には、その大理石の壁面に陽の光が当たり、美しく輝く。上層バルコニーには、ガラスと鏡をこれでもか!と贅沢に使った孔雀の装飾が、不思議な光を放っている。湖の真ん中に浮かぶ白亜の宮殿は、現在ホテルになっている(レイク・パレス・ホテル)。エリザベス女王も感動したというこのホテル、一生に一度の思い出にぜひ泊まってみては?
ゴア
アラビア海に面した西海岸のちょうど真ん中、ポルトガルの東方進出の拠点として栄えた「黄金の町」ゴア。かつては、ヒッピーの聖地としてあまりにも有名だったが、現在でも世界中の若き旅人が集まり、野外レイブパーティーも開かれるトランス・ミュージックの聖地といえるかもしれない。旧ポルトガル領の面影が強く残っている町で、聖フランシスコ教会、パナジ教会、大司教の館など、インドとは思えない異国情緒にあふれている。アラビア海に面して多くの美しいビーチがあり、ゆれる椰子の木がいかにも南国風。ヨーロッパからの長期滞在者も多く、リゾートを楽しみたい人には最高の地だ。
エローラ
アウランガーバードからバスで1時間、城壁や門をいくつか抜け曲がりくねった道をさらに進むと、エローラの石窟群が現れる。世界遺産の名にふさわしい、巨大で精巧な人類の至宝だ。34あるエローラの洞窟ので最も有名なのは、山を掘り下げて彫り上げた超巨大寺院カイラーサ。奥行き92メートル、高さ36メートル、中庭の幅は51メートルもある。色々な人間のいるインドで生まれた、どんな神も全部OK!のヒンドゥー教の強烈なパワーを感じる。ほんのちっぽけな人間が、一体どこにこんな力があったのか、人はどんなものでも作ってしまうのか。近代文明もKOされてしまう、人間のナマの力に、スルドク興奮してしまうのだ。
アジャンター
エローラの窟院群が巨大さで人を圧倒するなら、その美しさで圧倒するのがアジャンターの窟院群だ。中央アジアや中国、日本の古代仏教絵画の源流といえる、美しい壁画や彫刻が豊富に残されている。まさに、人類の宝だ。ワーグラー川に沿うように並ぶ、何窟もの遺跡。これらは、虎狩りに来ていたジョン・スミスというイギリス軍人が、撃ち損じた虎の行方を追って双眼鏡をのぞいていた時に、偶然見つけたものだ。ジョン・スミス氏が虎撃ちに失敗してくれたおかげで発見された、インドが誇る世界的遺跡。その圧倒的パワーに、のみこまれてみよう!